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映画『スタンドバイミー』【ネタバレ考察・感想】ラストシーンの意味と伝えたかったことを解説。

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映画『スタンド・バイ・ミー』は今から30年以上も昔に公開された映画です。

今となっては古き良き映画なのでしょうか。

公開から30年以上経った現在でも映画好きかそうでないかを問わず、様々な人々から絶大な支持を集め、多くの人に多大なる影響を及ぼしている作品と言えます。

今回はそんな不朽の名作『スタンド・バイ・ミー』について徹底的に解説すると共にその魅力を伝えつつ考察していきます。

オレゴン州キャッスルロックの田舎町に12歳の仲良し少年ゴーディ、クリス、テディ、ヴァーンの4人組は暮らしていた。ある日、バーンは不良グループである兄たちの3日前から行方不明になっているレイ・ブラワーという少年が、30キロ先の森の奥で列車に跳ねられ死体のまま野ざらしになっていると話しているところを盗み聞きしてしまう。死体を見つければ有名人になれると考えた4人は線路伝いに冒険を始めるのであった。

スタンドバイミーをもう一度見たい方へ動画の配信状況

映画『スタンドバイミー』のをもう一度観たい方へ向けて、動画配信サービスでの現在の配信状況について紹介しておきます。

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映画『スタンドバイミー』徹底考察・感想・解説

本作はなぜここまで人々の支持を集め続けているのでしょうか。

この物語は1986年に公開されました。

原作はホラー小説のイメージが強いスティーブン・キングの非ホラー小説「恐怖の四季」です。その名の通り物語は春夏秋冬の四季に分かれており、『スタンドバイミー』は秋の物語として収録されています。

ちなみに小説での秋の物語の原題は「THE BODY」です。また、春の物語は名作映画『ショーシャンクの空に』として公開されていることも非常に有名です。

映画『スタンドバイミー』は単純な物語でさらっと観ることができてしまう作品です。

しかし、良く考えてみるとなかなか奥が深く、人々に愛され続けることも納得の内容となっています。

ここからは本作における気になる点を考察していきます。

ラストシーンで伝えたかったことと、その後

本作は私たちが少年、少女時代に感じたであろう感情を最もリアルに、そして明快に伝えてくれている作品だと考えています。

このことを踏まえ、果たして、本作がラストで伝えたかったことは一体なんなのでしょうか。

本作に登場する少年4人組は

  • ゴーディ・ラチャンス
  • クリス・チェンバース
  • テディ・デュチャンプ
  • ヴァーン・テシオ

物語は、作家となったゴードン・ラチャンスが自動車の中で「弁護士クリストファー・チェンバーズ刺殺される」という新聞記事を目にし、少年時代を思い出すところから始まります。

つまり、物語の99%は回想シーンなんですよね。ゴーディ(ゴードン)の回想で4人は最終的に死体を発見し、無事に街に帰ってきます。

街に帰ってきた時、ゴーディは

「街が小さく、違って見えた」

と語っています。

小学校を卒業したばかりの、12歳の彼ら4人にとって自分たちが住む街を飛び出し、友人同士のみで一夜を明かし、本物の死体を目にするという経験は彼らの人生において、とても大きな出来事となったに違いありません。

彼らにとってその経験は彼ら自身を人間として成長させ、大きくしたのでしょう。

そして、成長できたのは彼らが互いに助け合ったおかげです。

印象的なのはやはり、街で4人がそれぞれの家に帰るために別れるシーンですよね。

なんだか私も少年時代の、放課後に遊んで5時のチャイムがなると家に帰った時のことを思い出しました。

もう帰らなきゃなというルールに縛られている感覚と、まだ遊びたいなぁという気持ちの狭間で葛藤していたのでしょう。

クリスとゴーディは中学生になるとテディやバーンとは会わなくなったそうです。

学校で顔を合わせるだけの仲になったそうです。ゴーディはこれを「良くあること。」と語っています。

物語で語られたこの部分はとても共感して、感動さえしてしまいました。ここまで真を突いた作品を見せ付けられるとなんだか心を鷲掴みにされたような気分になりました。

小学校では仲が良かった友人でも、中学校に入り、クラスが分かれると新しい友達ができてそちらの環境に適応し、以前親しかった友人とは疎遠になることって、良くあることだと思います。

『スタンドバイミー』は本当に素晴らしい作品ですね。

「友達は、出来ては離れていく。」

そんな当たり前のことだけれども、出来た友達の存在がその時のその人にとってどれだけ重要なのかを教えてくれたのかもしれません。

いつかは離れる友達と言えども、その時に決断することや経験することは、その時に仲の良い友達の影響を大きく受けます。人格形成にすら影響を及ぼすと言われています。

実際に物語でも、作家になることを後押ししてくれたクリスがいてこそ、その夢を叶えたゴーディがいるのですから。

友達は、出来ては離れていく。よくあることかもしれないけどその中身の大切さを『スタンドバイミー』は伝えてくれているのです。

そして、クリスについては物語の冒頭の新聞に掲載されていたような理由で亡くなってしまいました。

作家であるゴーディは、生前のクリスとは10年以上あっていなかったと語っています。ここまでの物語を自宅で作家として書き上げているゴーディは最後を

「だが、永遠に彼を忘れはしまい。あの12歳の時のような友達はもうできない。」

という言葉で締めくくるんです。まさに「持つべきものは友」ですね。

『スタンドバイミー』の物語は実話?スティーブン・キングの自伝?

本作がこれほど真を突いた作品で人々に共感を与えていることから気になるのは、本作が実話なのか否かについてです。

結論から言うと本作は実話ではないが、スティーブン・キングの実体験をもとにして描かれた作品です。

そもそも本作に登場するゴーディ・ラチャンスはスティーブン・キング自身を照らし合わせて作り出されたキャラクターなのだそうです。

言われてみるとゴーディは大人になってから作家として生きていて、スティーブン・キング自身も小説家です。

また、スティーブン・キングは幼い頃から文章を書く才能に秀でていたそうで、この特徴も幼い頃のゴーディと重なる部分があります。

『スタンドバイミー』では列車に轢かれて放置されている死体を探しにいくと言う内容で、スティーブン・キング自身も幼い頃に友人が列車に轢かれてしまい、ショックで口を聞くことができなくなったと言う体験をしたことがあるそうです。

このようなことを踏まえるとやはり、本作は実話ではなく、スティーブン・キング自身の実体験と照らし合わされたフィクションであるようです。

スタンドバイミーの意味は?

本作の邦題は『スタンド・バイ・ミー』です。原題は『Stand by Me』。

Stand by Meとはどういった意味なのでしょうか。直訳すると

Stand by Me=そばに立っていてくれ

という意味になります。意訳すると、“そばにいて”や“味方でいて”といった意味になると考えられます。

やはり、友達関係を題材にした純粋な物語なので友達の大切さが込められたタイトルとなっているのでしょう。

出演していた子役の現在を紹介

これほど現在まで名を残す名作映画に出演していた子役となると、その後どうなったのか気になりますよね。出演していた子役の現在を少しだけ紹介します。

ウィル・ウィトン(ゴーディ・ラチャンス役)

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少し面影ありますね。まずはゴーディ役を演じたウィル・ウィントンです。『スタンドバイミー』の後にも様々な映画に出演しています。現在は結婚し、妻と共にカリフォルニア州で暮らしているようです。

リヴァー・フェニックス(クリス・チェンバース役)

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残念ながらリヴァー・フェニックスは本作が公開されてから約7年後の1993年に亡くなっています。

非常に容姿端麗で既にハリウッドでのスターダムを駆け上がっていただけに亡くなってからは良くも悪くも、伝説的な存在となってしまいました。

作品としてはキアヌ・リーブスと共演した『マイ・プライベート・アイダホ』が有名です。この作品でリヴァー・フェニックスはヴェネツィア国際映画祭男優賞、また、『旅立ちの時』ではアカデミー賞助演男優賞にノミネートされています。

そして、リヴァー・フェニックスが生前とても可愛がっていた実の弟の名はホアキン・フェニックスです。

ホアキン・フェニックスは2020年に『ジョーカー』でアカデミー賞主演男優賞を受賞しました。兄弟揃って本当に素晴らしい俳優です。

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コリー・フェルドマン(テディ・デュチャンプ役)

こちらもかなり面影がありますね。子役として活躍したのち、薬物の使用や離婚などで私生活の乱れに悩まされるも、現在は更生しキャリアを立て直しています。『スタンドバイミー』の後にも様々な作品に出演しています。

ジェリー・オコンネル(ヴァーン・テシオ役)

映画ではぽっちゃりした少年を演じていましたが、現在は筋肉質な男性となっています。『スタンドバイミー』の後にも様々な作品に出演。映画の脚本なども手掛けているようです。

『スタンドバイミー』のロケ地を紹介

本作の舞台はアメリカ合衆国オレゴン州キャッスルロックという街ですが、これは架空の街で、撮影が行われたのはオレゴン州ブラウンズビルだそうです。

撮影のためのセットなどはほとんど使用されておらず、ブラウンズビルの実際の風景が映画には登場します。

田舎町であるせいか現在でも当時映画に登場した風景がほとんどそのまま残されています。

オレゴン州を訪れたときにはぜひ聖地巡礼のようなことを行ってみたいものです。

『スタンドバイミー』の主題歌&使用楽曲を紹介

映画に使用されている楽曲は1950〜1960年代に誕生したドゥー・ワップやロックン・ロールの名曲が中心です。

主題歌はベン・E・キング(Ben E. King)の「Stand By Me」

そして特に印象的だったのは冒険中に彼らが口遊んでいた「Lollipop」です。

『スタンドバイミー』の評価について

本作の評価は現在でも圧倒的に高いです。

万人が受け入れ、愛している映画と言えます。特に映画ファンの間での人気も高く、オールタイムベストやおすすめ映画として度々紹介されます。

海外最大の映画批評サイトRottenTomatoesでは批評家支持率91%、観客満足度94%と非常に高い数字を叩き出しています。

『スタンドバイミー』と『IT』の共通点を紹介

『スタンドバイミー』と『IT』の共通点がたびたび指摘されますがその所以は一体なんなのでしょうか。

まず第一に、『スタンドバイミー』と『IT』は共に冒頭でお伝えしたスティーブン・キングの小説が原作となっています。

スティーブン・キング原作映画化作品同士のリンクとは?『ダークタワー』『IT』『シャイニング』繋がりや接点を解説

また、共に子供が主役の作品であるためどこか同じような匂いがするのも確かです。一部で『IT』は『スタンドバイミー』のホラー映画版とも呼ばれています。

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