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第92回アカデミー賞主演男優賞はアダム・ドライヴァーとホアキン・フェニックスの一騎打ちとなるか

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第92回アカデミー賞の主演男優賞の賞レースではアダム・ドライヴァーとホアキン・フェニックスの一騎打ちとなることが予想されている。2人の作品での演技とプロフィールについて分析していく。どちらが獲っても初の受賞となるため、大いに期待がかかっている。

アダム・ドライヴァーとホアキン・フェニックス

アダム・ドライヴァーとホアキン・フェニックスはともにその演技に称賛の声が上がっている。

特にホアキン・フェニックスは『ジョーカー』でゴールデングローブ賞、放送映画批評家協会賞、全米映画俳優組合賞にてそれぞれ主演男優賞を受賞している。

アダム・ドライヴァー

ホアキン・フェニックス

アダム・ドライヴァー『マリッジ・ストーリー』

Netflix映画『マリッジ・ストーリー』より

アダム・ドライヴァーはNetflix独占配信の『マリッジ・ストーリー』に出演し、離婚に直面している夫婦の夫チャーリー役を演じ切った。離婚というネガティブなテーマではあったものの、スカーレット・ヨハンソン(ニコール役)の好演技もあり、家族の愛と絆を感じる作品となっていた。ちなみにスカーレット・ヨハンソンは『マリッジ・ストーリー』で主演女優賞、『ジョジョ・ラビット』で助演女優賞にノミネートされている。アダム・ドライヴァーと言えばやはり、スターウォーズで悪役カイロ・レンを演じた事で非常に人気を集めたことが記憶に新しい。2016年にはMTVムービー・アワードにて悪役賞を受賞した。(『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』)ファンとしてはその悪役のイメージが強いと思われるが、マリッジ・ストーリーでは様々な感情を表現する名演技ができることを示した。

アダム・ドライヴァーはこれまでに

『フランシス・ハ』
『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』
『ハングリー・ハーツ』
『スター・ウォーズ』シリーズ
『パターソン』
『沈黙 -サイレンス-』
『ローガン・ラッキー』
『ブラック・クランズマン』

などに出演している。なお、『ブラック・クランズマン』では第91回アカデミー賞助演男優賞にノミネートされている。

ホアキン・フェニックス『ジョーカー』

映画『ジョーカー』より©2019 Warner Bros. All Rights Reserved.

ホアキン・フェニックスはアカデミー賞前哨戦とも言われるゴールデン・グローブ賞にて主演男優賞を受賞した際のスピーチではFワード(放送禁止用語)を連発したことも話題となった。今回ノミネートとなった主演作品『ジョーカー』では人々を笑顔にするために頑張る孤独な青年アーサーが社会に絶望し、狂気ジョーカーへと変貌する様子を見事に演じ切っている。ホアキン・フェニックスの演技によってジョーカーのカリスマ性や恐ろしさが大いに話題を呼び、日本での映画の大ヒットに結びついた。また本作は中国での公開がない中、興行収入10億ドルの大台を突破しておりその話題性と人気具合が窺える。またこれまでに、『ザ・マスター』『ビューティフル・デイ』などに出演、カンヌ国際映画祭やヴェネツィア国際映画祭にて男優賞を受賞している演技実力派俳優だ。

ホアキン・フェニックスは主に以下のような作品に出演している。

『グラディエーター』
『サイン』
『ヴィレッジ』
『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』
『ザ・マスター』
『her/世界でひとつの彼女』
『インヒアレント・ヴァイス』
『ビューティフル・デイ』

ホアキン・フェニックスはゴールデングローブ賞を受賞したことでアダムドライヴァーよりも一歩優勢と見られるがどちらが受賞しても今回が初のアカデミー賞受賞となる。気になる受賞式は2020年の2月10日だ。今から待ちきれない。

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Mr.Pen

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