
映画『シャイニング』から40年後の世界を舞台に描かれた『ドクター・スリープ』。皆さんはどのような印象を受けたでしょうか。
個人的には映画『ドクター・スリープ』では不思議な力「シャイニング」によりスポットライトが当てられた作品になっていたように感じました。
前作の『シャイニング』ではその力そのものよりも、ホテルとシャイニングの関係やダニーの家族、ジャックなどに焦点が当てられていましたよね。
一方で今回の映画『ドクター・スリープ』ではシャイニングの力そのものの理解が深まったように感じました。
今回はそんな映画『ドクター・スリープ』の結末を解説するとともに、シャイニングの強さについても解説していきます。
映画『ドクター・スリープ』あらすじ結末をネタバレ解説
映画『ドクター・スリープ』はどのような結末を迎えたのでしょうか。まずはあらすじから見ていきましょう。
【ドクター・スリープ:あらすじ】
前作から40年後、父ジャック同様アルコール依存症に苦しむダニーは孤独な生活を送っていた。そんなある日、彼と同じ能力を持つ少女に出会う。大人になったダニーと少女はシャイニングを巡る壮大な戦いへと身を投じていくことになった。
物語の鍵を握るのはやはり、
ダニー

ローズ

アブラ

の3人です。
画像出典:YouTube
ダニーは前作では少年というか幼児でしたね。40年も経てば髭もじゃのおじさんになるのは分かりますが、父ジャックと同様にアルコール依存症を患っていることも、今回こうしてシャイニングの存在が強烈に日常生活に現れてくる伏線のような気もしました。
そんなことはさておき、映画『ドクター・スリープ』で初登場のローズとアブラについてです。この2人のシャイニングが強烈すぎるのですが、簡単に言うとローズは敵、アブラはダニーの味方です。
映画『ドクター・スリープ』で特に大きく扱われたのは「シャイニング」という能力についてです。序盤からシャイニングという能力がもたらす様々な現象がバンバン出てきたので、ファンタジー要素が強めでした。
全体的な構図を簡単に説明すると
シャイニングを悪用するものと、その力に怯え対抗するもの
の戦いでした。
中盤あたりではその戦いについて淡々と展開されていきました。ハリーポッターやファンタスティックビーストなどの映画が好きな方は飽きることはないでしょう。また、ホラー要素も随所に散りばめられています。
ここで、シャイニングを悪用している(食い物にする)ローズとその仲間たちは遥か昔何百年も前から存在していたことが明らかになります。
で、映画『ドクター・スリープ』の結末は
最後の決戦の場所で決まりました。決戦の場所はやはりオーバールックホテル。映画『シャイニング』の舞台です。
オーバールックホテルにローズをおびき寄せたダニーとアブラはホテルの力と自らのシャイニングを利用し、ローズを撃退しました。
この戦いの際に映画『シャイニング』に登場した血のエレベーターや双子の少女などが登場しました。
結論から言うと
ダニーは死亡
しました。ローズとの戦いののちホテルが炎に包まれ、ダニーはそのまま死亡しました。
最後のシーンでアブラの家にダニーが現れますがあれはアブラのシャイニングによって見えている幻想です。
最も強力なシャイニングを持っていたのは誰?
ここで問題となるのは誰のシャイニングが最も強かったのかについてです。
間違いなく
- ダニー
- ローズ
- アブラ
の3人に絞られるのですが、一体誰が最強のシャイニングを持っていたのでしょうか。
物語の序盤ではローズのシャイニングがとても強い印象を受けましたが、アブラのシャイニングに圧倒されていたのでローズよりはアブラの方が強いといったところでしょうか。
では、アブラとダニーとではどちらのシャイニングが強力なのか。これは非常に難しいです。
映画『シャイニング』の幼少期のダニーのシャイニングは非常に強いとされており、アブラのシャイニングも相当強いです。
ダニーは成長するにつれ、シャイニングを隠すようになっていったためその強さは幼少期よりは弱くなっていたとされています。
ダニーとアブラは師弟関係のように描かれていたのでそれを踏まえると、
ダニーの幼少期のシャイニングの力と、アブラの現在のシャイニングの力が同等程度であると考えられます。
よってシャイニングは
ダニー(幼少期)=アブラ>ダニー(現在)=ローズ
こんな感じですかね。